『riot grrrlというムーブメント』@popo-lism
2008.02.12 Tuesday | category:[ZINE] ZINE&ZINESTERS
ちょっと時間が経ってしまいましたが、お芝居見て映画見て本読んでと日々貪欲なtomopolyさんの日記で、『Riot Grrrlというムーブメント ―「自分らしさ」のポリティックス』を紹介していただきました。行動力のあるかたのアンテナにひっかかることができて光栄です。というわけで引用。
私はもともと政治というか思想というか、そういうのは文化とつながっていて、音楽や映画、文学とかこそ政治や思想と最も近く、革命をおこす引き金になるものだと思っているので、そういう意味ではどんぴしゃりな論文(卒論らしいので)です。このくらい音楽とかと思想がぐっちゃりとしているケースをまとめたものは少ないので、かなり楽しいです。いろいろと他にも買ったけれど、これが一番読み応えがあった。「女の子とライブの関係ってやっぱり微妙だもんなあ。」と書かれているのは、ライオット・ガールを生んだ環境として、90年代前半のパンクのライブ事情が紹介されているから。
女の子とライブの関係ってやっぱり微妙だもんなあ。私はフェミニストじゃないと思っていたけど、最近少しその要素があるかもと思ったりもするんだけど、どうなのかなあとも思ったり。でも女性として、文化と接するのは男性として接するのと違うことはたくさんあるし、背も低いし、体力もない(ある人もいるけどね)し。でも男性も男性で大変だよね。
●はてなde popo-lism 2007年12月9日
ざっくりまとめると、
ライブでのモッシュや暴力が問題に(死人出る)
→セクハラもあり、ライブから女子の足遠のく
→パンク文化がますます男臭くマッチョに
→一部の女の子バンドが女性客限定ライブ開催、超盛り上がる
という物語が主にアメリカの地方都市であったのでした。そのあと分離主義と批判を受けたり、大メディアの悪意ある報道に傷ついたりしてしまうのだけれど。
男女混合で安全に楽しめたら理想的だけれど、それがすぐにはできなさそうなときにどうするかって話。日本の男子は細い人が多いし、だいたい野獣度抑えめだからまだましで、アメリカのライブは怖いときほんと怖かったんだろうなあ。「生きて帰れるかわからない」スリルも非商業主義文化の歴史に連なって存在していて、その一瞬の輝きを追い求める生き方もあるかと思うけれど、究極的に死に行き着いちゃう場は避ける方向でいきたいというのがたいていの人の共通見解ではないでしょうか。
思い出したのだけど、そういえばあの頃、うちの母がどっかで山塚EYE伝説を耳にしたみたいで、「ああいう人はライブで自分の足切ったりするんでしょ? バッカじゃないの!?」って話を振ってきたことがありました。「あなたのお子さんが行っているライブはこんなにデンジャラス!」みたいな煽り記事があったんでしょうね、いまにして思えば。そんな90年代前半。
あと、危険性/安全性に関しては、いまは管理されすぎててどうなのよ、という問題のほうを感じることが多いですよね。じゃあどうしたらもっと楽しめるんだろう、というのは各自が経験を重ねるうちにちょうどいいバランスを見つけていくもので。
ライブって、展覧会とかその他の各種イベントもそうだけど、きちんと運営していても問題が発生して責任が問われることもあるし、ユルユルにやってても何事もなければ結果オーライだし、難しい。運も実力のうち、みたいなところある気がする(たとえば天候とかね)。現場仕切れるひと尊敬します。
とりあえずライブ行くのが好きな人は企画にも関わってみるといいんじゃないかなーと思いますよ。「読むなら作れ同人誌」と同じで。
検索してみたら、最近は日本のメジャーの女性アーティストが女子限定ライブをするのが流行ってるみたいですね。Perfumeがやってたのは友人が行ってたから知ってたけれど、他にもアンジェラ・アキ、絢香、Brilliant Green、ELT、いきものがかりとか出てきた。
私は中高と小さな女子校で居場所なかった人間なので、できたら男女混ざって遊んでたいなあと常々思っているのだけれど、女だけの集まりが楽しいときはめちゃくちゃ楽しいというのもまた事実。
というわけで、いまから20年近く前に自分たちの手で自分たちが楽しめる場を作ろうとした女の子たちのお話、これからにいかせる知恵と勇気を与えてくれるはずです。
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"Lilmag" からのお知らせその他。専門はZINE(自主制作出版物)制作流通販売研究。
